人間関係でもう悩まない

こんなはずじゃなかったのに

愛情深い人でありたいと願っているあなたは、パートナー、子ども、家族、友人、同僚に対して、献身的に接していると思います。

 

けれども、愛情深く接すれば接するほどあなたの心は豊かになるどころか、かえって苦しくなっているんじゃないでしょうか?

 

あなたは家族や友人、同僚たちにいつも献身的に接しています。
それなのに、あなたが望む結果が得られないのです。

 

安らぎや親密さや喜び。
そういった前向きな気持ちで満たされるどころか、心の中にフラストレーションがどんどんたまっていくのです。

 

なぜあなたが望む結果とは真逆の状態になってしまうのでしょうか?

 

望む結果が得られないのは

それは「あなたがすべきこと」「相手が自分ですべきこと」
「自分にできること」「自分にできないこと」区別があいまいになっているからです。

 

愛に満ち献身的に生きることに苦しさを感じているのは、たんにあなたの愛情が足りないからではないんです。もちろんそういう場合もあるでしょう。

 

けれども一番の問題は、自分と他者それぞれの責任の境界線があいまいになっていることが原因なのです。

 

愛のためにあなたが良かれと思ってやっていることは、ひょっとしたら、相手のためにも自分のためにもならないことかもしれないのです。

 

理想と現実のジレンマ

実はこのブログの著者である私自身も、献身的に生きることに重苦しい気持ちしか持てなくなっている時期がありました。


家族や同僚と豊かな関係を築きたいと願い、なるべく献身的であろうと努めていたのです。
「それがクリスチャンのあるべき姿だし、キリストもそのように求めておられる。だから精一杯のことをしよう」とがんばっていました。

 

けれども、それでうまくいかない場合も多かったのです。

 

幸いにも妻とはても良好な関係を築くことができていました。

 
ただ、両親、職場や教会の一部の人に、ネガティブな思いを持つようになってしまったのです。

そして、そんなふうに思ってしまう自分に嫌悪感を感じ、もっと愛の人にならないといけないと思って、自分を鼓舞して献身的であろうと努める繰り返しです。

いつもそうやって葛藤し、なかなか愛情深い人になりきれない自分をなさけなく感じていました。 

 

しだいに「私がこれだけしているのに」「何で私のことも考えてくれないんだ」「たまには私のことも助けてくれよ」と怒りやイライラが拭い去れなくなってしまったのです。

そして、「自分は都合よく使われているだけではないか」と怒ったり、「なんで要求を断れなかったのか」と後悔し、
苦々しい思いを抱えたまま、それらの人と接するようになってしまったのです。

いつも抑圧されたような思いを感じ、怒りや悲しみで心がいっぱで苦しくなってしまったのです。

『境界線』に救われる

そんなとき、『境界線(バウンダリーズ)』(ヘンリー・クラウド&ジョン・タウンゼント共著)という本に出会ったのでした。知人からの勧めでした。


最初は半信半疑で読み始めたのですが、「これはまさに自分のために書かれた本だ」と感じて一気に読了しました。

そして何度も読み返して、本の中に書かれている境界線の原則を実生活のなかに落とし込んでいくようにしました。


すると、それまでに抱えていた人間関係の問題のほとんどを解消することができたのです。

 

もちろんすべての問題を解決できたわけではありません。


けれども、自分の中に確固とした考え方、在り方が築かれたので、
人間関係で深く悩むことがほとんどなくなった
のです。


自分がどのようにすればいいのかが明確になったので、
「自分にできること」と「やるべきことを行い」、「あとは相手にゆだねる」といった感じです。

 

「境界線」を学ぶ前は、何とかして相手との関係を良好にしないといけないとやっきになっていました。


でも今は、ありのままの現実を受け止めることができるようになりました

 

人間関係の問題は相手があることなので、自分だけの努力ではどうすることもできない事があります。

それなのに、以前の私は自分が誠実に接していれば事態は必ず良くなると思い込んでいたのです。

 

「境界線」を学ぶことができた今は、相手の考えや価値観を尊重し、自分がすべきことをやった後は、どのような結果になってもありのままに受け止めることができるようになりました。

 

 私は「境界線」の学びによって、人間関係による悩みや問題による苦しみの大半を解消することができたのです。

この出来事を通して、「知識が人を救う」ということを身を持って体験しました。

「境界線」というあり方、考え方を知っているか知らないかだけで人生に大きな違いを生むのです。


そのため、かつての私と同じように、他者と豊かな関係を築くことを願いつつもそれが叶わないでいる人に、「『境界線』の在り方、考え方を伝えたい」と思うようになったのです。

生活の中に「境界線」の原則を落とし込めば、多くの人が幸せになれると確信しているからです。

それでは、『境界線(バウンダリーズ)』を紹介していきます。

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